
マルト・クッラマー (Mart Kullamaa)
養蜂歴:
24年
コロニー数:
800
集蜜地域:
西ヴィル県ヴァイケ・マーリャ、パンディヴェレ高地
蜜源植物:
ヨーロッパキイチゴ (ヨーロッパラズベリー、Rubus idaeus)、ヤナギラン (Epilobium angustifolium)、シロツメクサ (Trifolium repens)、イワミツバ (Aegopodium podagraria)、セイヨウアブラナ (Brassica napus)、ヤナギ (Salix spp)
所属:
エストニア・プロ養蜂家協会会員、ヨーロッパ・プロ養蜂家協会会員、エストニア養蜂協会
マルト・クッラマーは、20年以上にわたって養蜂に情熱を注いできた、エストニアの養蜂家です。孤独な少年として育ち、多くの時間を手つかずの自然の中で過ごしたマルトは、ある親戚がミツバチのコロニーをプレゼントしてくれた時から、ミツバチが大好きになりました。
「私が初めてミツバチのコロニーを手にしたのは、12歳の時でした。その時ハチに刺されるのは特に怖いことではなく、こうやってミツバチたちと共に生きることを学んでいきました。巣箱を開けると、生命の群れが力強い香りを放ちながら、大きな音を立てているのが見えたのです。瞬く間にミツバチたちが大好きになり、自分にとって特別な存在だとすぐに分かりました。」
現在マルトは、豊かな植生と無限の集蜜の可能性を秘めた北欧の原野のヴァイケ・マーリャの巣箱で、800近くのミツバチのコロニーを所有しています。マルトにとって養蜂家であることは情熱であり、繊細な自然の生態系の持続性への貢献方法でもあるのです。
「私はハチたちの持続可能な活動に貢献し、生態系の多様性を守るために、責任感を持ってハチを飼育しています。」
マルトは長年にわたってはちみつの採取と生産の業界におり、業界の直面する不純物の問題を理解しています、多くの砂糖のシロップが「本物の」はちみつだと偽って売られており、砂糖が純粋なはちみつよりも安価なことを利用して莫大な利益を上げているのです。マルトは市場からの粗悪なはちみつの撲滅に取り組んでいます。
エストニア・プロ養蜂家協会の会長として、マルトは市場に流通する粗悪なはちみつとの戦いを先導しており、エストニア当局での、ドイツの研究所で使用される、偽はちみつ検出の最新の手法である、核磁気共鳴(NMR)法の導入に成功しました。エストニア当局がこの方法によって国内のはちみつ市場を監視し、小売店から不純なはちみつを撤去するようになってから、すでに数年になります。
HONEST NEKTARと同じく、トレーサビリティはマルトの心にかなっています。お客様がそのはちみつの産地を調べられることで、マルトと HONEST NEKTAR は協力して、透明性とトレーサビリティの促進に尽力しています。